今回の日本GPは私自身も3年ぶりの現地参戦で、非常に楽しみにしながら現地へと向かいました。
大きく変わったサーキット、特にメインゲート周辺が大きく様変わりしていたのがちょっとびっくり。なんだか富士SWに似てる?ところなど少しありましたが、久々のF1まぁ楽しもうといろんなイベントに参加してみました。
①ピットウォーク参戦
今まで鈴鹿でF1を結構見ているのですが、今回のピットウォークは初。舗装が大きく変わったということで、舗装も見ながら、各チームのマシンを観ながら、いろいろとチェック。今年大きく変わったマシンの形状を間近に見ることができ、特にフロントウィングなどは、小さなフィンを含め細かな空力デバイスを堪能しました。途中ブロウンGPのピットでは、いいハプニングに遭遇。チームスタッフが小さな子供連れの親子をいきなりピットに連れていきマシンの近くまで案内。小さな子供のシャツにはバトンを応援するロゴが。やっぱりああいうのはチームスタッフにとっても和む1つなんでしょうね。ただ、子供はちょっとおっかなびっくりで大泣きして嫌がっていましたが、何だか羨ましい光景でした。あ、そういやこの日はバトンのお父さんに遭遇したなぁ。
②初日フリー走行
鈴鹿GPは今までも期間中どこかで雨が降ることが多く、今回は特に午後からの天候がひどくなるということでセッション1だけ観戦しました。セッションを通して雨が来ず、路面が開始直後濡れていたのが、終了間際にはレコードラインが程良く乾くまでになっていました。特に気になったのが、舗装が変わり、タイヤが変わってタイムがどう変わるのかここに注目していました。濡れたコンディションにもかかわらず、インターミディで、セッショントップタイムが1分40秒ぐらいでセッション終了していきましたが、タイムがF.ニッポンのドライセッションと変わらないアナウンスを聞くと、いかにF1マシンがすごいのかが改めて感じてしまいます。このときは、ウィリアムズの一貴がかなりいい走りを見せていたので、これはひょっとしての期待を少し持たせてくれましたが…(のちの結果は当然ご存じでしょうが・・・)
③2日目(フリーセッションと公式予選)
次の日は、前の日とはうって変わってのP感。観戦する方も結構暑さ対策に困りました。全部のセッションが終わった頃には、しっかりと日焼けをして、夏のような感じでした。鈴鹿初のドライ路面、久々のスリックタイヤ、東コースの新舗装と本来の走りがフリーセッションで、各チームがどんな走りを見せてくれるのか非常に楽しみでした。各マシンがコースを駆け抜けていくときのマシンの挙動やエンジン音などを確かめながら、まずはフリーセッションから。昨日のセッションとは時間も限られ、天候も異なりマシンの挙動に大きな変化をもらたしているチームやドライバーも少なくはなかったような気がしました。その中では、レッドブルのS.ヴェッテルが好調で、トヨタやマクラーレンも比較的相性が良かったように思いました。ちょっと吃驚したのは、F.インディアのA.スーティルとトロロッソのS.ブエミ。マシン自体はトップチームから比較するとハンディが明らかにあるはずなのに、上位に食い込んできたのには驚きました。これはひょっとしたら、この後行われる予選で何かしでかしてくれる予感でした。対照的に、フェラーリやブロウンGPはちょっとがっかりな感じでした。もちろんウィリアムズの一貴も同様でしたが…それにしても、タイムが1分31秒台後半から32秒台という驚異的なタイムを出していたのが驚きでした。昔の排気量の大きい空力パーツが一杯ついていたころのマシンとは明らかにトーンダウンしているはずなのに、やはりF1の技術には毎回驚かされるばかりです。
午後からの予選は、今まで見た予選とは違って赤旗の出る大荒れな内容で特にデグナーでミスするドライバーの多さに驚きました。確かにちょうど舗装が変わるところでしたので、その違いからタイヤのグリップやマシンの挙動が急に変ってしまうことが原因のような気がしますが、それにしても、F1でそんなにそこでミスするドライバーが多いのにはびっくりでした。併せて、鈴鹿で見るはじめて予選形式での走行のため、あんなに熾烈になるものとはちょっと驚きました。今までなら、予選終了10分前ぐらいからタイム変化が激しいのが通例でしたが、短時間でコロコロと予選結果が変わるのも観ている側からすると飽きずに楽しめる要素でしたね。それと、予選中のトヨタのT.グロッグのクラッシュが衝撃的でしたね。その光景はたまたま観戦していたところの近くで目の当たりにしたものでしたから、ステアリングを切ったまま真直ぐ突っ込んでいく光景は、ドライバーに大きなダメージがなければいいがと思っていましたが、何とか無事に出てきてくれたので、ホッとしました。これまでの大きな事故により、マシン自体がドライバーを安全に守ることへの進化は相当進んでいることを実感できる光景でしたね。最終的には、レッドブルのS.ヴェッテルがPP。セカンドローにはトヨタのY.トゥルーリが入り、T.グロッグが事故していなければひょっとしたらトヨタ1・2ってことがあるのかもと感じましたが・・・。それにしても、明日の本戦はレース自体が面白くなるのかもしれないなぁと感じさせるグリットができていました。
④本戦当日
鈴鹿GP本戦当日も前日同様P感で、徐々に気温路面温度が上がっていく感じが伝わるようでした。レースは、スタートでS.ヴェッテルがマクラーレンのL.ハミルトンからの猛攻を受けながらも、しっかりと押さえて、リードを保って走行。KERSを搭載したマクラーレンのマシンをどんどんと離していくレッドブルのS.ヴェッテルのマシン。エンジンには若干の不安材料がるにもかかわらず、マシンのセッティングがあれほどきちんとと決まっているときのヴェッテルはそのまま優勝する確率が高いので、トップはヴェッテルで決まりかなぁと思っていましたが、終盤の残り9周でのセーフティカー。これでひょっとして順位が混乱するかなぁと思いましたが、(トヨタ初優勝?って瞬間思いましたが・・・)そのまま順位を保ち、3年ぶりの鈴鹿での優勝者に名を刻むことができたS.ヴェッテル。チャレンジングなコースでの新たな鈴鹿伝説の始まりの予感でした。
⑤最後に
3年ぶりに開催された鈴鹿。今回はかなりレースを満喫してきましたが、いつか今後に向けてちょっと気がかりなことをいくつか。
・サポートレースの少なさ→F1がメインとはいえ、ポルシェカップだけだとちょっと辛い気がします。F3やFCJなどのフォーミュラマシンのレ ースがあると多少飽きなくていい気がしますが・・・
・サーキット内のチームイベントの少なさ→おそらく、この不景気の中だったので、仕方ないのかもしれませんが、それにしてもサーキット内の空間が多すぎた。
・チケット代の高騰→サーキット内がかなり改修されたためなのか、FIAのせいなのか、それとも両方なのか今まで自由席のところまでが指定席観戦券が必要になり、全体的にチケット代が高騰している。これが大きく観戦に来る人を減らした要因でしょうね。チケット代の再考は是非とも検討してほしいですね。来年もあるのですから。ただ、今回は鈴鹿市をはじめ、かなり行政側のサーキットならびにサーキット周辺でのバックアップが大きく改善されており、非常に高印象でした。
・来年の日本人F1ドライバーがいるのかどうか
→今回のレースもウィリアムズの一貴も散々な結果でレースを終えてしまい、おそらく来年は日本人ドライバーがF1で活躍できる環境が きちんと確保できるのか大きな不安です。レース期間中佐藤琢磨がいろんなところでイベントに参加しておりましたが、本人自身も、F1でのドライブを強調しているものの、速く走るドライバーが世界にはたくさんいる中で、日本でのモータースポーツカテゴリーでも速く走れるドライバーは多い。もし、来年日本人ドライバーがF1に乗らなく、鈴鹿にF1が来た場合、ひょっとしたら、もっと観戦に来る人がすくなることが容易に予想される。昨今の不況の中、日本のモータースポーツが縮小傾向になってきている。これは、日本がまだまだモータースポーツが「文化」の領域に行っていないためのものなのかもしれない。これだけ、自動車産業の進んでいる国なのに、非常に残念なことでもあり、私個人もそうであるが、もっと何かかかわれることがないかと画策したい。
以上、とりとめもなく書きましたが、これからも、F1は進んでいくでしょうから、いい変化を期待しながら、来年もまた鈴鹿に来ることを心に決め、サーキットを後に帰宅しました。次戦のブラジルGP。ほぼJ.バトンのチャンピオンの確率が高まる中、母国R.バリチェロがないか仕掛けてくるはずなので、そのあたりを期待しながら、レース観戦したいですね。