2007/12/8 土曜日

ヘレス合同テスト総括 [12/4-7]

カテゴリー: test — admin @ 13:24:41

 12月4日から4日間の日程で開催されていたヘレス合同テスト。全チームが参加し、レギュラードライバーやF1へのステップアップを目論む若手ドライバー、そして7度のワールドチャンピオン、ミハエル・シューマッハまでが参加したこのテスト。テストの中心は、トラクションコントロールを外し来年からの共通ECUを装備したマシンでのデータ収集だったようだ。また、それと並び、2009年から導入を検討されているブリヂストンのスリックタイヤのテストも同時に行われた。それだけに、単純にタイム比較での優劣は語りがたい結果となっている。

 まず、初日の12月4日、トップタイムをマークしたのはBMWザウバーのN.ハイドフェルド、2番手にはホンダのJ.バトンが入った。両者はスリックタイヤでのタイムアタックであり、3番手に入ったマクラーレンメルセデスのP.デ・ラ・ロサとは0.6秒近い差をつけての1-2タイムとなった。またこの日から、フェラーリはライコネン、ルノーではN.アンジェロ・ピケ、トロロッソはS.ボーデと来季からレギュラーで走る予定のドライバーが積極的に走り込みを行った。日本人勢ではウィリアムズのレギュラードライバー中嶋一貴が17番手、トヨタのテストドライバーとなった小林可夢偉は19番手のタイムとなった。また、フォースインディアではG.フィジケラとF.モンタニーの2名がドライブ、F1での生き残りをかけた走行も行われた。さらに、BMWではイギリスF3チャンピオンのM.アスマー、GP2のJ.ビラを走らせた。
[ヘレステスト初日、ハイドフェルド(BMW)最速(12/4)]

 テスト2日目、この日から合流したマクラーレンメルセデスのL.ハミルトンがいきなりのトップタイムをマーク、2番手にはレッドブルのD.クルサードが入り、3・4番手にはフェラーリのF.マッサとK.ライコネンが並んだ。日本人勢では、昨日に引き続き小林可夢偉がステアリングを握り118周を周回したが、タイムは19番手と沈んだ。昨日に引き続きオーディション的なテストが行われているフォースインディアは、昨日のフィジケラに加えC.クリエンがステアリングを握り、そのクリエンはフィジケラを上回るタイムをマークした。
[ヘレステスト2日目、ハミルトン最速(12/05)]

 テストも折り返しを迎えた3日目、この日はBMWザウバーのR.クビサがトップタイム。2番手にはマクラーレンメルセデスのL.ハミルトンが続いた。また、フェラーリではK.ライコネンに変わりM.シューマッハがテストに合流、67周し8番手のタイムをマークした。日本人勢では初日に引き続き、中嶋一貴がドライブするも39周しか周回できず15番手、スーパーアグリの佐藤琢磨は18番手タイムに沈んだ。フォースインディアではV.リウッツィが19番手とR.シューマッハは最下位20番手のタイムをマークするにとどまった。
[ヘレステスト3日目、再びBMWザウバー最速(12/06)]

 そして、このヘレステストも最終日の4日目。マクラーレンとルノーは参加せず、トップタイムをマークしたのはなんとトロロッソのS.ベッテルで、初日のハイドフェルドのタイムを大きく上回る1′18.213。スリックタイヤでのタイムではあるが、驚きのけっkなと言えるだろう。そこに、BMWザウバーのR.クビサ、ウィリアムズのN.ロズベルグが続き、ここまでが1′18台のタイムをマークした。4番手にはフェラーリのM.シューマッハが入り、5番手にはウィリアムズの中嶋一貴が入った。スーパーアグリの佐藤琢磨は12番手、BMWは再びM.アスマーがステアリングを握ったが13番手のタイム。フォースインディアはG-V.デル・ガルデ、R.ロドリゲスを走らせたものの、14番手15番手の最後尾タイムに沈んだ。
[ヘレステスト、最後はベッテル(STR)が締めた!(12/07)]

 このテストを通して、各チームECU及びノンTCRのマシンでのデータ収集に望み、相当な周回数を重ね十分なデータを取ったようだ。また、スリックタイヤでのドライブについては様々なドライバーからコメントが出ているが、採用については未定だ。

 今回のテストである意味一番注目されていたのはフォースインディアのラインナップについて。フィジケラ、モンタニー、クリエン、リウッツィ、ラルフ、デル・ガルデ、ロドリゲスと7名のドライバーがドライブしたが、その中ではフィジケラとクリエンが一歩抜き出たと言っていいだろう。ただ、このテストの中でレギュラー確実と思われていたスーティルがドライブして居らず、未だフォースインディアのラインナップは不確実な状況だと言えるだろう。また、名前も挙がっていないが山本左近にもまだチャンスがあるようであり、引き続き多くのドライバーがフォースインディアのシートを狙っている状況に変わりはないようだ。

2007/12/3 月曜日

VWはF1参戦を果たすのか?

カテゴリー: news — admin @ 20:17:05

ストゥック氏、VWのモータースポーツ代表に
元F1ドライバーでもあるハンス・ストゥックJr.氏(56歳:ドイツ)が、来年1月から世界で4番目の規模の自動車メーカーであるフォルクスワーゲン社のモータースポーツ部門責任者に就くことがわかった。

 これまでも幾度となく噂されていたVWのF1参戦だが、この人事によって現実のものとなる可能性が出てきたのかもしれない。

 VWと言うとトゥアレグで参戦するパリダカや、アウディで参戦しているルマン24時間レースやDTM、ALMS等のモータースポーツが思い浮かび、フォーミュラレースのイメージはいまいちピンと来ない。同じドイツからはメルセデスとBMWという自動車メーカーがF1に参戦しており、その状況の中VWがF1に参戦することは大いなるチャレンジになると思われる。コンストラクターズポイントを剥奪されたとはいえ、マクラーレン・メルセデスの今年の強力さや、見事ランキング2位に躍進したBMWがいることを考えれば、中途半端な成績はブランドイメージに大きな影響が出る可能性が高い。それだけに、いくら元F1ドライバーがモータースポーツ部門の責任者に着いたからといって、即F1参戦につながるとは考えにくいだろう。また、来期のアウディのモータースポーツ計画の中にLMSへの参戦も発表されており(アウディ、2008年ルマンシリーズ参戦へ)、たとえ計画があるとしても、まだまだ先の話と言えるだろう。

 ただ、新コンコルド協定の問題から2008年度からの参戦を見合わせたプロドライブの件が気になることは事実だ。現時点でF1参戦の機会は極めて限られており、既存のチームの買収かプロドライブの参戦権を得るくらいしか方法がないといえる。そう考えると、VWの参戦可能性が全くないと言い切ることもないだろう。

 どちらにしても、他のカテゴリーに比べ遙かに多くの予算が必要となるF1だけに、ある程度の時間は必要になるだろう。

アスマーはF1へのステップアップを果たすことが出来るか

カテゴリー: memo — admin @ 19:52:20

アスマー、「BMWドライブ、待ちきれない」
マルコ・アスマー:準備のためにチームにはもう出掛けたことがあって、何人かのスタッフとも話をしたけれど、とてもいい雰囲気だったよ。F1、それも最高のチームでテストができるんだからね、それはもうほんとうにワクワクしているよ。ヘレス・サーキットを走るのは初めてのことだけど、とても面白いコースだと聞いているから楽しみにしているんだ。待ちきれない気分だ、ね

 今期、イギリスF3選手権と全日本F3選手権を掛け持ちし忙しい一年を過ごした、M.アスマー。結果的に、全日本F3選手権では前半戦に参戦した時点でチャンピオン争いが厳しい状況になり、全日本F3選手権は途中から参戦を見合わせイギリスF3選手権に専念。見事、強豪ひしめくイギリスF3選手権でチャンピオンを獲得した。その、アスマーが、まだ来期のテストドライバーが決定していないBMW F1のテストドライブのチャンスを獲得した。

 エストニア出身のアスマーとBMWの関係はわからないが、イギリスF3選手権チャンピオンだけにGP2の参戦と共にF1チームのテストドライバーを務めるチャンスは十分あるだろう。また、BMWがアスマーをはじめとして多くの若手ドライバーに対してテストドライブの機会を与えることは非常に好感を持てる。是非ともBMWは将来のF1ドライバーの原石を見いだしてもらいたいものだ。

ハミルトンが最もふさわしいといえるだろう

カテゴリー: news — admin @ 19:39:09

ハミルトン、英誌で『ルーキーオブザイヤー』に
マクラーレン・チームのルイス・ハミルトン(22歳:イギリス)が、イギリスで最も権威のある『オートスポーツ賞』でみごと2007年の『ルーキー・オブザ・イヤー』に輝き、元F1チャンピオンであるデイモン・ヒル氏からトロフィーを受け取った。

 2007年のシーズンが終わり既に来期のテストが行われている中、L.ハミルトンが英誌のルーキーオブザイヤーに輝いた。チームメイトであるチャンピオンアロンソとの確執や、最終的にチャンピオンを逃してしまうなどコース外でもごたごたしたデビューイヤーではあったが、ハミルトンの走りそして結果的にチャンピオンシップ2位を獲得しており、まさにハミルトンのための栄誉だと言えるだろう。

 来期のチームメイトが決定したいない状況ではあるが、アロンソのようなビックネームがチームメイトになる可能性は限りなく低く、ハミルトンにとっては納得ゆく体制でチャンピオンシップに挑むことができるはずだ。来期も引き続きチャンピオンめざし、素晴らしいドライビングを見せてもらいたいものだ。