トヨタ、シーズン終了まで体制発表なしか
フェルナンド・アロンソの去就と共に、ここに来て注目が集まるトヨタ・チームの2008年の体制だが、ドイツの『DPA』通信は「シーズンが終了するまでトヨタの体制発表はないだろう」との見通しを報じている。
トヨタにとって初となるお膝元、富士スピードウェイでの母国GPが控えているが、来年の体制については未だ流動的なようだ。既に、一つのシートはトゥルーリが決定となっているが、残る一つのシートを巡り様々な憶測が飛び交っている。
現時点ではラルフ・シューマッハが残留する目は無いように思われているが、日本を含む残る3戦の結果を見極めた上で検討する可能性も否定はできない。また、今年ウィリアムズでテストドライバーを務めていた中嶋一貴の起用の可能性も依然高いと言えるだろう。一部でスーティルの起用も噂されているが、現時点では最も可能性が低い選択だと言えるだろう。
中嶋一貴については、ウィリアムズのレギュラードライバーとして採用されるのなら、そもそもトヨタでは起用することができなくなるのだが、現時点ではウィリアムズの来期の体制発表も行われていない。その主たる要因はヴルツの起用云々ではなく、アロンソのマクラーレンでの去就に絡んだロズベルグの動向と考えられる。その辺りがはっきりしない限り、中嶋一貴の去就は未決定のままであり、トヨタのラインナップ決定も遅れると考えられる。
しかし、トヨタとしては中嶋一貴の起用が第一選択となっているのかもしれない。現時点でGP2でランキング5位であり、ウィリアムズでは積極的にテストドライバーとして起用されている。GP2でチャンピオン争いを演じていれば申し分なかったと言えるが、来期F1ドライバーとしてデビューさせるには十分だろう。
また、トヨタとしては鈴鹿との交互開催が決定しており、トヨタにより注目を集めるためには何らかの策を講じるべきと考えているはずだ。本来ならばチャンピオン争い、悪くとも優勝争いによって注目を集める予定だったのだが、現時点でその可能性は薄い。そうなれば、ワークストヨタへの日本人ドライバーというのは話題性としては十分だといえるだろう。
トヨタチーム及びトヨタ自身がそれらの点についてどこまで真剣に検討しているかは知る由もないが、もし、今週末の富士スピードウェイで発表を行えばこれ以上ないアピールになると思うのだがどうだろうか。