2007/9/16 日曜日

マクラーレンへの裁定は厳しいものとは言えなかったのか

Filed under: voice — admin @ 10:48:33

スペイン委員、「ドライバー・ポイント剥奪もあり得た」
カルロス・グラシア/WMSC委員:現在チャンピオンシップをリードするルイス・ハミルトンとフェルナンド・アロンソの両名に対するドライバーズ・ポイントの全剥奪であり、またペドロ・デ・ラ・ロサについてはそのスーパーライセンスを取り上げるというものだった

 衝撃的なコメントだと言えるだろう。今回、アロンソとデ・ラ・ロサの関わりの可能性があったため、委員から外されていたスペイン人のカルロス・グラシアWMSC委員が、本来ドライバーズポイントの剥奪まで検討されていたとコメントした。

 重ねて申し上げるが、これは衝撃的なコメントだ。途中まで、今回の件で審議する側に関わっていたグラシア委員の発言だけに、当初は厳しい裁定となる可能性が高かったのだろう。しかし、結果としてドライバーズポイントの剥奪にまでは至らず、チームのみへの裁定が下された。これはいったいどういうことなのだろうか?

 既に別エントリで述べているように[e.逆の立場ならマッサはどうコメントしただろうか, 落ち着くところに落ち着いたということか]、F1というスポーツ全体を考えるとマクラーレン及びそのドライバーへの厳罰がF1の崩壊を招くという点、そしてもう一点は先の状況を回避するために政治的な取引で決着をつけた、この2点がポイントだろう。現時点では、今回の裁定に対して公式に異を唱えるものは居らず、このまま決着する可能性が高い。相当未消化な部分があることは間違いない。ファンがどのよう思うか、是非とも声を上げてもらいたい。

落ち着くところに落ち着いたということか

Filed under: f1chiho Eye — admin @ 10:36:36

マクラーレン、罰金払って終結させる意向
今回の処分は不当に重く容認しがたいとするものの、これ以上この問題の決着を長引かせることは、チームにとって逆にメリットにはならないと判断したということだ。

 マクラーレンのスパイ疑惑については、コンストラクターズポイントの剥奪と1億ドルの罰金という裁定が下り、当初は事実無根として争う姿勢を見せていたが、マクラーレンのロン・デニスは控訴せずこの裁定で決着をつける方向のようだ。

 そもそも、スパイ行為という事実すらはっきりとしていなかったのだが、デニスが決着をつけるというのならば、スパイ行為と呼ばざるを得ない事実があったことをマクラーレンは認めたことになる。もちろん、物事の大小があり、認めたから即罪になると言うわけではないが、それはそれで衝撃的な事実である。

 無実を確信しているのならば徹底的に争うべき内容であることは間違いない。現にメルセデスのハウグなどは徹底抗戦をコメントしていたほどなのだ。しかし、フェラーリのコメントやマクラーレンのドライバーのコメントから推測するに、今回の結末に対して何らかの取引があったかのにおいがうかがえる。マクラーレンのドライバーズポイントにまで及ばなかったことや、彼らが今回の件について一切口にしていない点など、どうしてもはっきりしない点は多い。そう考えると、今回の件は最終的に話し合いで決着し、落ち着くところに落ち着いたということになのだろう。

スーパーアグリに新たな日本人投資家登場か?

Filed under: gossip? — admin @ 8:26:43

スーパー・アグリを日本人投資家救う
これはオーストリアの『ザルツブルガー・ナハリヒテン』紙が伝えたもので、それによれば鈴木亜久里代表はチームの一部株式をこの日本人投資家に売却、現在は活動資金の目途が付いたとされている。

 スーパーアグリが資金的な目処が立ったというニュースは喜ばしいものだ。しかし、その投資家がどのような人物なのか、背後に企業が絡んでいるのかなどの詳細は現時点では明らかにされておらず、一抹の不安を感じざるをえない。

 現在のF1は単なるスポーツではなく、世界を舞台としたマーケティング活動を駆使し多額の予算によって運営されているビジネスの側面も持っている。その際に、極めて重要な存在はスポンサーであり、ほとんどの場合は巨大企業がスポンサードによって得られるブランド、そして広告効果によって企業の製品やサービスなどに還元される流れがほとんどだ。

 その点、スーパーアグリに何故ここまでスポンサーがつかないかが不思議でしょうがない。確かにシーズン中盤以降、下位に埋もれることが当たり前の状況になってはいるが、シーズン序盤にはポイントを獲得したチームでもあるのだ。発表されるはずのメインスポンサーはいつまで経っても現われず、実質メインスポンサー扱いのSSユナイテッドはスポンサーフィーの支払いを行わない状況。そう簡単なものでないことは十分理解しているが、それにしても全てがうまくいかない状況に疑問を呈せざるを得ない。

 チームはかなり以前からチーム株式の売却を検討していたようだが、そこに突然現われた日本人投資家の話題。やはり、最初は疑問形でこの投資家を見ざるを得ないといえる。もちろん、鈴木亜久里、そしてスーパーアグリというチームに共感し関わりを持ってくれているはずだ。しかし、いわゆるスポンサーという形ではなく、チームの株式を持つと言う点については慎重に慎重を重ねる必要があるだろう。その投資家の目的が、純粋にF1チームのスポンサード効果などに目をつけたものであることを祈るばかりだ。

シャシー開発は考えるほど甘くないだろう

Filed under: memo — admin @ 8:14:04

スーパー・アグリ、来季自前シャシー製作も
カスタマーシャシーが解禁される2008年シーズン、『スーパー・アグリ・F1』ではホンダ・チームのシャシーを使うとの見方が有力だったが、鈴木亜久里代表は自前シャシー製作の可能性があることを明らかにした。

 ポイントはカスタマーシャシー使用時の分配金が自前シャシーのそれとは異なること、そして、ホンダから提供されるカスタマーシャシーがRA107をベースにする可能性があること、この2点だ。どちらが重要かと問われれば、どちらも重要だと答えるべきだろう。

 自前で開発を行えばこれまでとは比にならない予算が必要になる、ましてや予算を使ったところで戦闘力があるマシンを作ることができる確証はない。かといって、今年不振を極めているホンダのRA107がベースでは、それこそシーズン前から可能性を否定するような可能性が高い。残念ながらホンダの研究所やエンジニア陣をもってしても、未だ2ポイントしか獲得できていないマシンなのだ。スーパーアグリのエンジニアがそれを全く異なる状況に覆す可能性は極めて低いだろう。

 となれば、来期のポイント獲得予想からこの分配金の金額を予想し、初めからホンダに対して次期シャシーを最初から準備できるような手はずを調えることを考えたほうが、全体を見渡せばより少ない予算で可能性のあるシャシーを得ることができるのではないだろうか。実際、2チーム分のシャシーを同時供給するためには、様々な部分で見直す点が必要だ。しかし、ホンダとしても2チーム4台分のデータを収集できることもあり、チームが前に進むためには必要な投資だと考えてもおかしくないだろう。

逆の立場ならマッサはどうコメントしただろうか

Filed under: voice — admin @ 8:03:50

マッサ、マックドライバーへの処分に不満表明
フェリッペ・マッサ:チームがF1の規則を破ったとしてこうした処分を受けているのに、そのマシンを走らせるドライバーについては自由にチャンピオンシップを戦うことが許されるというのは納得がいかないね。

 今回のマクラーレンへの制裁について、ドライバーへの制裁が無いことに対して不満を述べているマッサだが、果たした全く逆の立場ならマッサはどのようなコメントをしただろうか。

 正直、今回の件で少なからずマクラーレンのドライバーがこの事件に関与していたことは残念でならない、そしてドライバーに対しても何らかの制裁が下されてもおかしくはないと思う。しかし、チームに対して大きな制裁が加えられている状況を考えれば、これ以上の制裁はF1というスポーツ自体の崩壊を招きかねないことも考えざるを得ないのだ。

 マッサがどの程度真剣に発言しているのか知る由もないが、現実問題マッサの今年度のチャンピオンシップは厳しいといわざるを得ず、もはやマクラーレンの2人の離脱を望む以外の術がないことからこのような発言が成されたのではないだろうか。

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