2007/8/23 木曜日

スーティルは全力を尽くすことだけ考えればよいのだ

Filed under: voice — admin @ 20:38:56

それでも「スーティル、スパイカー残留」と蘭誌
エイドリアン・スーティル:チームには伝えられるような問題はないことを僕は知っている。だからもちろん今シーズンは最後まで走り切るつもりだし、来年もまた同じくこのチームで走っていることだろうね。

 このスーティルのコメントを読むと、やはりルーキードライバーなのかと思いたくなってしまうが、さすがにそこまでスーティルも状況がわかっていないとは考えづらい。いや、むしろ、自分の置かれた状況を十分理解した上でコメントしているのではないだろうか。

 チームの問題は1ルーキードライバーであるスーティルの手に負えるものではない。ましてや、スーティルが状況を知っていたとしてもチームの行く末を左右させるような力はスーティルには皆無だ。そのことを十分理解しているだけに、スーティルは平静さを保つコメントをしているのではないだろうか。また、スーティルは自分ができること、残るグランプリを全力で戦うことだけに集中するしかないと理解しているのではないだろうか。

 もし、今年スーティルがスパイカーでポイント獲得に至ったとすれば、、、スーティルがスパイカーを救う結果となる可能性は無いとは言い切れないだろう。

ライコネン本来の走りを見せてもらいたいものだ

Filed under: voice — admin @ 20:30:39

ライコネン(フェラーリ)、「リスク冒していく」
キミ・ライコネン:このポイント差を考えれば、タイトルを狙うのに僕にはもう失うものは何もないよ。これからはリスクを冒して攻め続けるだけ。

 シーズンも終盤戦に差し掛かり、マクラーレンがチャンピオンシップをリードしている状況の中、ランキングトップのハミルトンから20ポイントはなされランキング3位のフェラーリのライコネンが「リスクを冒す」とコメントしている。

 既に自力優勝が無くなっており、これまでのマクラーレンのマシンの速さを考えると逆転が容易でないことは明らかだ。しかし、ライコネン自身はチャンピオンを全くあきらめておらず、どちらかと言えば吹っ切れてレースに挑むことが自分たちのアドバンテージとまでコメントしている。また、マクラーレンで発生しているドライバー同士の問題が、さらにライコネンに余裕を与えているようだ。

 マクラーレンの問題が無くとも、終盤はフェラーリに有利なサーキットが続く。まだまだ、今年のF1はマクラーレン独走とは言い切れないようだ。

チームはアロンソとハミルトンとの関係を修復できるか

Filed under: voice — admin @ 9:15:26

メルセデス首脳、「アロンソと話し合う」
ノルベルト・ハウグ/メルセデス・モータースポーツ ディレクター:シーズンはたいへん重要な時期に差し掛かっているからね。よく話し合って、われわれのドライバーの間には何ら問題がないことを再確認するよ

 トルコGPウィークに入り、マクラーレンはアロンソとハミルトンとの間に話し合いの場所を設けるとのこと。ハウグが語っているように、シーズンも終盤戦に向けて重要な時期に差し掛かっているだけに、この話し合いでアロンソが冷静に今季のチャンピオンシップのことを考えてチームと共にレースに挑むことを認識してもらいたいものだ。

 ただ、そこまで簡単に話が進むとは考えにくい。アロンソとチームはともかく、アロンソとハミルトンについてはお互いチャンピオンシップが掛かっていることもあり、またチームがアロンソとハミルトンを平等に扱う、いやアロンソが平等に扱われているという実感が無ければ、アロンソとハミルトンが以前の関係に戻ることは難しいだろう。

 チームがこの二人のドライバーをどのように扱うか、どのような関係性を持たせるのか。全てはそこに掛かっていると言えるだろう。セナ・プロの悲劇を再び繰り返すことはないのだ。ロン・デニスならあきらめることなく、それを乗り越えることは可能だと思うのだが、、、。

ラルフの価値はそこまで落ちていたのか

Filed under: gossip? — admin @ 9:06:24

トロ・ロッソの発表、ラルフにショック?
ラルフは来季もトヨタとの契約を最優先させているとしているが、万一これが不調となった場合の押さえとしてトロ・ロッソの名前を挙げていたようだ。

 ラルフがトロ・ロッソと交渉していたという事実自体、正直、驚かざるを得ない事実だった。そこまでラルフの価値は落ちていたのか。

 今季、幾度となく交代説がささやかれていたラルフだが、ある程度のパフォーマンスを示し交代説は急速に聞かれなくなった。それだけに、トヨタ側と来期契約の話も前向きに進んでいるものと思われていたが、ラルフ側は水面下でトロ・ロッソとの契約交渉をしていたとのことだ。トヨタとトロ・ロッソ、誰がどう見てもそのグレードの差は明らかだ。しかも、そのトロ・ロッソからも袖にされてしまう、もはやラルフがトヨタに残る可能性は微塵も残されていないと考えざるを得ないだろう。

 現時点でトヨタのラインナップはトゥルーリが確定しているだけであり、残る一つのシートが空いている状況だ。何の根拠があるわけではないが、そろそろそのシートにトヨタが育成を続けている若手日本人ドライバーが起用されるのではなかろうか。今季GP2で活躍しウィリアムズのテストドライバーとして着実に力をつけつつある、中嶋一貴が起用されても不思議でないのだが、、、。

ロズベルグをそこまで欲しているチームがあるのか

Filed under: voice — admin @ 8:54:28

ウィリアムズ氏、「ロズベルグ売り物じゃない」
独『スポーツビルド』紙など一部にウィリアムズ・チームがニコ・ロズベルグの契約を他チームに売却するのではないかと伝えられたことに対し、同チームはこれを強く否定した。同じドイツの『オートモーター・ウント・スポルト』誌によれば、フランク・ウィリアムズ代表が2008年シーズンもロズベルグを起用することを明言したという。

 マクラーレンがアロンソの離脱が現実となった際にウィリアムズのロズベルグをスカウトすると言った話が語られていたが、現時点でチーム側は完全に否定しているようだ。

 ただ、そこまでしてロズベルグをマクラーレンが欲しがるかについては疑問がある(E: アロンソの代わりにロズベルグというのは信じがたい)。かつて、ウィリアムズへの復帰が決定していたのにもかかわらず、ホンダの強い要望によりその権利を売却した件が記憶に新しいが、今回のロズベルグの件に関してはそこまで他チームから強い要望があるわけではないのだろう。いや、それ以前にアロンソの離脱が確定的になっているわけでもなく、現時点でこの話題がそこまで大きくなることはないだろう。もちろん、アロンソの離脱が決定したときに再燃する可能性は十分あり得る話だろう。

2007/8/22 水曜日

プロドライブの体制発表は間近?

Filed under: gossip? — admin @ 16:31:03

プロドライブ、今週末にチーム体制発表か
これはスペインの『マルカ』紙が報じたもので、それによればプロドライブは今週末行われるトルコGPの会場で2008年の体制発表を行うということで、これまで伝えられた通りほぼマクラーレン・チームのものを踏襲する見通し。

 スペインのマルカ紙がプロドライブの発表は今週末行われるトルコGPと報じたようだ。これまでも、幾度となく報じられた体制発表のタイミングだが、もちろんプロドライブからのアナウンスは無くその真偽は定かではない。

 スペイン人で今季マクラーレンのテストドライバーを勤めるペドロ・デ・ラ・ロサがチームに加入すると噂されているため、スペインのマルカ紙が報じていると思われるのだろう。先に報じたとおり(e: プロドライブはもはやマクラーレンJrチームと呼ぶべきだ)、マクラーレンとの交渉で依然綱引きが行われていることは予想に難くなく、予定通り進めばトルコGPの会場で体制発表が行われる可能性があるが、交渉が拗れることになれば体制発表はさらに延期されることになるだろう。

ハイドフェルドは本気でワールドチャンピオンを狙っている

Filed under: f1chiho Eye — admin @ 13:52:06

ハイドフェルド、「チームと共に野心達成する」
ニック・ハイドフェルド:チームはこの2年間大きく進化したけれど、僕も少なからずこれに貢献できたと思っているよ。そしていまチームはさらにすごい勢いで前進しようとしていて、僕と共に大きな野心を持っているんだ。その目標がお互いの努力により達成されることを疑っていないよ

 F1を戦うドライバーなら誰もがワールドチャンピオンを目指しているに違いないが、残留が発表されたBMWのハイドフェルドの意気込みはドライバーの中でもぬきんでていると言えるだろう。

 ドイツF3、国際F3000のチャンピオンを獲得し、2000年にプロストでデビュー。翌年ザウバーに移籍、その後ジョーダン、ウィリアムズと渡り歩き、2006年からワークス体制となったBMWチームで2年目を迎えている。今季も放出説が幾度となく囁かれていたが、来期の残留を果たすことができた。

 ハイドフェルドはこれまでチャンピオンを狙うことができるトップチームにいたわけではない。また、今在籍しているBMWチームにしても現時点ではマクラーレン・フェラーリからは遠く離されての単独3位のチームだ。しかし、彼はまだワークス体制として参戦2年目のBMWチームをコンストラクターズ3位に押し上げたというプライドがある。もちろん、巨大自動車メーカーがワークス体制で挑んだ結果だと言うこともできるが、ハイドフェルドの働き無くしては今のポジションは無かったはずだ。それだけに、ここまで残留発表が遅れたことはハイドフェルドからしてみれば理解に苦しむことだろう。しかし、チーム代表のマリオ・タイセンの考えもわからないわけではない。

 タイセンからしてみれば、ハイドフェルドは母国ドイツの出身でありその点は申し分ない。しかし、ドイツにはミハエル・シューマッハという前人未踏の7度のワールドチャンピオン
を獲得した英雄がいたため、どうしてもハイドフェルドのイメージは地味にならざるを得ない。また、ハイドフェルドの30歳という年齢を考えれば、この後、どこまでチームを引っ張り続けることができるのか疑問視せざるを得ない。また、その速さについても圧倒的なモノを持っているイメージが薄く、その点からも地味さが増してしまっているのだろう。

 ハイドフェルドの来期の残留が発表されたことは間違いないのだが、彼が望んでいた複数年契約は交わすことができなかった。チームはやはりハイドフェルドを100%信頼しているわけではないようだ。しかし、ハイドフェルドはあくまでワールドチャンピオンを狙っている。チームが考えている2009年ではなく、来年確実にチャンピオンを狙っているはずだ。現時点で優勝すらしていないチームが語るには壮大すぎる話なのだが、ハイドフェルドからしてみれば来年チャンピオン争いをしなくてはその先は無いに等しい。チャンピオンには至らなくとも、チャンピオン争いは確実にしなくてはならないのだ。チームも彼の意気込みを受け止め、チャンピオン争いを演じてもらいたいものだ。

現実問題、アロンソはマクラーレン残留以外の選択肢は考えられない

Filed under: f1chiho Eye — admin @ 13:27:29

狭められた、アロンソの選択肢
『BMWザウバーF1』チームが両ドライバーの残留を発表したことで、もし移籍する場合の有力な候補とみられていたフェルナンド・アロンソ(26歳:スペイン)にとって、選択肢が一つ消滅したことになった。

 BMWのラインナップ発表によって、アロンソはマクラーレンかルノーのどちらかの選択に限られたように伝えられている。

 しかし、現実問題、既にアロンソの選択肢はマクラーレン残留以外は考えづらい状況にあるといえるだろう。ブリアトーレの呪縛から逃れたい、そもそもマクラーレンへの移籍にはその考えがあったことは確かだ。今ここで、ブリアトーレの元に戻ってしまえば、確実にアロンソは不利な契約を結ばされるに違いない。また、ルノーという会社のことを考えれば、他のトップドライバーがもらっている報酬に遠く及ばない可能性は十分ありえる。アロンソからしてみればルノーチームとマシンの戦闘力のことより、それらの周囲の問題のことが重くのしかかっているのではないだろうか?

 アロンソの今季のチャンピオンが圧倒的優位だったのなら選択肢は異なっていたかもしれない。3年連続、しかもルノーとマクラーレンでチャンピオンを獲得したのなら、トヨタやレッドブルなどの中堅チームに移籍し、自らチームを創り上げるという新たな目標に挑む選択も十分あり得るだろう。しかし、現時点では今回の離脱騒動の元凶であるチームメイトのハミルトンが最もチャンピオンに近く、アロンソは次いで2番手なのだ。チャンピオンになることなくチームを去る、それはそれでアロンソのプライドが許さないだろうし、ましてや自身の評価を下げての移籍となってしまう。

 これらのことを考えれば、アロンソからしてみればまずは今季の自身のチャンピオンシップに集中しチャンピオン獲得を目指すことだけを考えており、移籍云々はそれからの問題と考えているのではないだろうか。アロンソも既に冷静に考える余裕は持っているはずだ。確かに、ハミルトンを本心から許すことができるかどうかはわからないが、現時点での選択肢はチームのことではなく今季のチャンピオン獲得、そのことだけに絞られていると考えるだろう。

 また、当然のことながらチャンピオンを獲得すれば、チーム内でのアロンソの立場にも変化が現われるはずだ。結果として、チームがチャンピオンを手放すことになるくらいなら、ハミルトンとの関係を真剣に見つめ直し、アロンソのマクラーレン残留の可能性は高まると考えて間違いないだろう。

ドイツチームらしい判断だ

Filed under: news — admin @ 13:15:35

BMWザウバー、ハイドフェルドの残留発表
21日(火)、『BMWザウバーF1』チームはニック・ハイドフェルド(30歳:ドイツ)の残留を正式発表した。

 BMWチームが早いタイミングで来期のドライバーラインナップ発表を行った。来期のBMWは今季と同じコンビネーションで挑むこととなった。

 アロンソのマクラーレン離脱の信憑性が高まるにつれ、移籍の選択肢としてこのBMWチームの名前が取りざたされた。今季はチャンピオンシップポイント3位と、参戦から着々とポジションアップを果たしており、確かにマクラーレン・フェラーリを除けば最もチャンピオンに近いチームといえるかもしれない。

 しかし、チームは2年連続チャンピオンの獲得という冒険を侵すことはなく、現在と同じラインナップで来期もF1に挑むことになった。ハイドフェルドとクビサというラインナップは地味に移ってしまうことは致し方ないが、堅実で速さを持つ中堅と、光るスピードを持った若手ということを考えた上で、2009年にチャンピオンを目指すチームとしては、変化を望まないことは正しいと言えるだろう。

 仮にアロンソを獲得して来期チャンピオンを獲得したとしたら、チャンピオンドライバー一人の力のおかげでチームがトップに立ったという印象をぬぐうことはできず、BMWという自動車メーカーの戦略を考えれば好ましい展開でないことは確実だ。ドイツチームらしく確実なマシンを前提にF1に挑むという芯があっても不思議ではないだろう。

 いや、単純にメルセデスと不用意にこじれる必要はないということと、多額の違約金などの負担が発生する可能性、等混乱要因を抱えたくないという判断があるだけなのかもしれない。

2007/8/21 火曜日

もはや、アロンソの離脱は時間の問題なのか

Filed under: voice — admin @ 13:27:45

ハウグ氏(メルセデス)、アロンソ残留に自信
ノルベルト・ハウグ/メルセデス・モータースポーツ ディレクター:
問題はないよ。なぜならアロンソとは2009年まで3年間の有効な契約があるし、ハンガロリンクでは彼がこれを完遂するつもりであると口頭で確認している。

 もし、問題がないのなら契約に関することを口にする必要はないだろう。契約の問題を出すと言うことは、もはやアロンソを縛ることができるのはその契約だけだと言うことに他ならないのだろう。

 しかも、『口頭』で『完遂するつもり』と確認しているとのこと。言葉尻を突く気はないが、今の状況を考えれば、この単なるやりとりはもはや何の意味もないところまで状況は悪化していると見ざるを得ないのだ。

 アロンソはハミルトンとの直接的な関係を問題視しているわけではなく、2年連続チャンピオンとしての扱いをチームに対して求めているのだろう。チーム側がそれに応えない状況に対して、憤りを感じているのに過ぎないのだ。

 カート時代から育て続けてきたハミルトンを大事にするマクラーレンのチームとしての行動は理解できなくもないが、チームメイトは2年連続チャンピオンのアロンソなのだ。確かにハミルトンは疑うまでもなくF1チャンピオンとしての資質を兼ね備えていると言える。しかし、絶対的な経験が足りていないのも事実であり、それをチームからのみならずチームメイトから学ぶことは必須だ。ましてやそのチームメイトはアロンソなのだから、それなりの敬意を持って付き合うべきだろう。

 今年のマクラーレンの好調は単にマシン・エンジンが良く、それをドライバーが乗りこなしているからだけなのだろうか。いや、少なからずルノーをチャンピオンチームに引き上げる原動力となったアロンソの存在は否定できないだろう。アロンソを欠くことがチームにとってどのような影響を及ぼすのか、そのことを考えればアロンソの離脱をまずは回避するために最大限努力をする必要があるといえるだろう。

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