2007/8/31 金曜日

ブリヂストン、単独サプライヤーの責任は予想より重い

Filed under: news — admin @ 13:27:03

ブリヂストン、タイヤ事故ハミルトンに謝罪
当該タイヤはレース後日本のファクトリーに持ち帰って原因究明が行われていたが、同氏によればこれは『チャンキング』と呼ばれるタイヤゴムの剥離する現象によるもので、石かあるいは縁石のエッジ等による衝撃がきっかけになったと推察されているという。

 ロン・デニスが一方的にタイヤに原因があると決めつけていたこともありブリヂストンからの報告が待たれていた、トルコGPでのハミルトンのタイヤトラブルについて、ブリヂストンのキース・ファン・デ・グリント氏/オペレーション・マネージャーがハミルトンに謝罪したとのこと。

 チャンキングとは耳慣れない言葉だったが、昨年までのミシュランタイヤでよく見られた現象であり、これまでブリヂストンタイヤでは見られなかった現象でもありブリヂストンとしても謝罪せざるを得なかったのだろう。

 今季からタイヤの単独サプライヤーとなったブリヂストンだが、戦う相手がいない状況でのタイヤ供給はモチベーションの問題からも難しいことなのだろう。また、FIAからの要求もあり速さの為の積極的な開発もできない状況だ。しかし、当然のことながら何か問題が起きれば、レース自体の開催が危ぶまれるだけに責任は重大である。ブリヂストンが一企業としてどのようにF1に関わっていくべきかを考えると、企業としての姿勢には極めて困難な課題がある気がしてならない。今回の問題から、そこまで話を飛躍させる必要はないのだが、どうしても単独サプライヤー特有の問題について考えざるを得ない。是非ともブリヂストンにはその辺りの問題もクリアし、世界最速のF1にふさわしいタイヤを供給し続けてもらいたいものだ。

モンツァテストは1日延長するチームが多いようだ

Filed under: test — admin @ 12:56:12

ルノーはモンツァ・テスト延長せず
悪天候にたたられたためほとんどのチームはモンツァ・テストの一日延長を決めているが、トップチームでは唯一ルノー・チームだけが予定通り30日(木)で今回のテストを打ち上げる意向を表明している。

 テスト期間中、雨のため予定していたテストが完了しないチームが多く、ほとんどのチームがテストの1日延長を予定している。その中、ルノーチームは延長することなくテストを終了するとのことだ。また、スパイカーについても延長しないようで、9チームによって延長テストが行われるようだ。

 ランキング的に考えれば、4位のルノーがテストを継続しないのは不思議だと言わざるを得ない。ランキング3位のBMWに追いつかないことはほぼ確実だが、5位のウィリアムズとのポイント差は14ポイントであり4位から陥落する可能性は十分考えられる。イタリアGPのセットアップはもちろんだが、今後のレースのことを考えてもテストを延長する価値は十分あるにもかかわらずだ。

 ルノーは今回のテストでもピケJrに2008年度向けのマシンのテストを行っており、もはや今季の積極的な開発よりも来年のマシン開発に力をシフトしているのかもしれない。もちろん、テストを1日延長すればそれだけ費用が必要になる。しかし、スパイカーならともかく費用の面でテストを行わないというのは、いくらルノーがコストについて厳しい判断を持っているとしても考えにくいだろう。何か他にテストをしゅうりょうさせるりゆうがあるのか、疑問点の残るルノーの決断だ。

Bスペックマシンで左近は速さを見せることができるか

Filed under: test — admin @ 8:33:52

山本左近、期待の『Bスペック車』初体験
山本左近:マシンの感触を聞かれても、イスタンブールはハイダウンフォース仕様だったし、一方のモンツァはローダウンフォースで条件が大きく違うから比較するのは難しいな。でも新しいマシンのドライビングはかなり容易な感じがしたから素性はいいんじゃないかな

 モンツァテスト3日目にして待望のテストの機会を迎えた山本左近。朝のあいにくの雨で本格的な走行は午後に入ってからとコンディション的には良くない条件ではあるが、この日最長となる72周を走行、9番手のトヨタに0.2秒差に迫るタイムをマークした。

 新たに投入したBスペックマシン、大きなトラブルもなくテストを終えた左近は、Bスペックマシンについて、「比較は難しいが、素性はいいのでは」と語った。この日のタイムは2日目のタイムに比べれば1秒落ちであり、単純にこの日のトヨタとのタイム差をマシンのポテンシャルと考えるのは難しいかもしれない。しかし、前スペックからの進化は少なからずあると思われるだけに、イタリアGPではテールエンダー脱出に期待がかかる。

モンツァテスト3日目 [8/30]

Filed under: test — admin @ 8:22:56

モンツァテスト3日目もアロンソ最速!(8/30)

 イタリアGP直前に3日間にわたって行われたモンツァテストも最終日、各チームイタリアGPのセッティングを行っていたが前日の雨の関係でドライコンディションでの走行は午後のみとなった。その関係からか、テストを1日延長するチームもあるとのことだ。

 この日トップタイムはマクラーレンのアロンソで1′23.490。2日目の自身がマークしたタイムには及ばなかったが、マシンの状態は依然好調なようだ。続く2番手にはBMWのクビサで1′24.413、マクラーレン勢には遠く及ばないタイムではあるが、2番手タイムマークは十分な結果だと言えるだろう。続く3番手には僅差でレッドブルのクルサードが来た、タイムは2番手から0.04秒遅れの1′24.453のタイムとなった。4番手はフェラーリのマッサで1′24.525、マッサのフェラーリはマシントラブルもあり平凡なタイムに終わってしまった。以下、5番手トロロッソのリウッツィ、6番手ホンダのバトン、7番手ウィリアムズのロズベルグ、8番手ルノーのフィジケラ、9番手トヨタのシューマッハ、10番手スパイカーの山本、11番手スーパーアグリのデビッドソンとなった。

 スーパーアグリは10番手の左近から9秒近い遅いタイムと言うこともあり、通常とは異なるテストに終始したのだろうか。また、Bスペックマシンで10番手タイムをマークしたスパイカーの山本は9番手トヨタのラルフに0.2秒遅れでBスペックのシェイクダウンは大きな問題も無く行われたようだ。

2007/8/30 木曜日

トヨタも人材確保に必死だ

Filed under: news — admin @ 11:07:22

フランク・ダーニー氏、トヨタ・チーム入り
昨年終盤ウィリアムズ・チームを離れたベテラン・エンジニアであるフランク・ダーニー氏(イギリス)が、このほどトヨタ・チームに加入したことがわかった。

 昨年までウィリアムズチームに在籍していたフランク・ダーニーがトヨタに加入したとのこと。様々なチームでテクニカル面を支えるディレクターとして活躍していただけに、トヨタでも活躍が期待できるだろう。

 トヨタは開幕直後の最悪の状態を脱したとはいえ、未だ勝ち星を挙げることはなくチャンピオン争いにはほど遠い状況が続いている。ウィリアムズチーム時代にテクニカル・ディレクターのパトリック・ヘッド共に3度のチャンピオンを獲得しているだけに、今回のダーニー加入により現在の状況から脱却できることを願うばかりだ。

アロンソはマクラーレン残留を決めたのか?

Filed under: voice — admin @ 7:50:31

ブリアトーレ氏、「アロンソ戻るなら歓迎する」
ブリアトーレ:ただ彼にはマクラーレンとの間に厳然たる契約があるのだからね。こればかりはいくら私にもどうにもならんよ

 ルノーのブリアトーレがアロンソのルノーへの復帰について歓迎するとコメントしている。しかし、同時に契約の問題もあり復帰は難しいとのコメントもしている。

 ドライバーのマネージメントの面ではタフネゴシエイターとして有名なブリアトーレだけに、契約の問題はその気になれば十分片付ける用意はあるだろう。しかし、その為にはアロンソの希望がありブリアトーレに全てをゆだねる決断をしたという事実が必要だ。しかし、現時点ではアロンソはブリアトーレに全てをゆだねるという情報はない。その点では、ブリアトーレのこのコメントは単にアロンソからのアプローチが無い証拠と考えることもできるだろう。

 冷静に考えればルノー復帰はアロンソにとってそれほど意味がある話ではない。まずは今季がどのような結果になるとしても、来期もマクラーレンに残るのが最良の選択肢であることは変わらないだろう。問題のハンガリーGPから時間が経ち、アロンソも頭を冷やすことができたと考えられそうだ。

プロドライブの展開は依然流動的だ

Filed under: gossip? — admin @ 7:41:32

デニス氏、「プロドライブ計画進行してる」
ロン・デニス:ただまだそれは発表する段階ではないということだ。かりにそうであったとしても、それはわれわれがやることではないがね

 プロドライブはルノーと提携し2008年参戦と報じるメディアもあり、マクラーレンとは袂を分かつ結果となったと思われていたが、ここに来てマクラーレンのデニスが計画進行を示唆する発言をしているようだ。

 もし、プロドライブがパートナーとしてマクラーレンではなくルノーを選択してしまっているとすれば、デニスはこのようなコメントを出す必要はないだろう。もちろん、マクラーレンとルノーの間でプロドライブの綱引きが行われているのならば全く別の話だ。冷静に考えればこれまでマクラーレンとの交渉をある程度の期間行っており、突然ルノーとの提携話が報じられた流れを考えると、プロドライブ側がマクラーレンとの交渉を有利に進めるべく見せているポーズだと考えることもできるだろう。

 このような展開になると、やはりプロドライブの体制発表はシーズンオフまでずれ込むことが予想されるだろう。

モンツァテスト1日目 [8/28]

Filed under: test — admin @ 7:29:38

モンツァ合同テスト初日はハミルトン最速(8/28)
来週行われるイタリアGPを前に、初日の28日(火)その舞台となるモンツァ・サーキットで合同テストが始められた。

 イタリアのモンツァサーキットで、9月9日に決勝レースが開催されるのに先立ち同サーキットで8月28日から3日間の日程により合同テストが開催された。この日登場予定となっていたスパイカーのBスペックマシンは登場しなかった。

 この日トップタイムをマークしたのはマクラーレンのハミルトンで1′24.112のタイム。2番手にはフェラーリのライコネンで0.146秒差の1′24.258のタイムをマークした。続いて3番手には僅差でBMWのハイドフェルドがつけた、タイムは1′24.277。以下、トヨタのトゥルーリ、ウィリアムズの中嶋一貴、トロロッソのベッテルと続いている。

モンツァテスト2日目 [8/29]

Filed under: test — admin @ 7:22:49

モンツァテスト2日目もマクラーレン席巻(8/29)
モンツァ合同テスト2日目はスパイカーF1も登場、これで全11チームが顔を揃えた。その中でマクラーレンだけは午前はハミルトン、そして午後からはアロンソに交代する変則スケジュールを組み、それぞれいずれもトップタイムを記録するという圧巻ぶりをみせた。

 トップタイムをマークしたアロンソ、2番手のタイムをマークしたハミルトン。ハミルトンから0.3秒近く遅れて、BMWのハイドフェルド、トヨタのトゥルーリ、フェラーリのライコネン、ルノーのコヴァライネンが並ぶ形となり、マクラーレンは依然絶好調なようだ。

 もちろん、フェラーリがBMWやトヨタに埋もれると言うことではないだろう。無理にスピードを見せる必要も無く、淡々とイタリアGPのセットアップを進めているだけに過ぎないと思われる。

 2日目の時点ではイタリアGPでマクラーレン・フェラーリのどちらのチームが速さを見せるかわからないが、フェラーリが地元でマクラーレンの後塵を拝する訳は無く、フェラーリが速さを見せてくれるはずだ。チャンピオンシップのことを考えても、今後はマクラーレンに一敗もすることはできない。ここモンツァで1-2フィニッシュを決め、マクラーレン勢とのポイント差を詰めてもらいたいものだ。

スパイカーはBスペックの投入で最下位脱却なるか

Filed under: news — admin @ 7:13:40

スパイカー、『Bスペック車』お披露目
初日の28日には顔を見せなかった『スパイカーF1』チームだが、2日目となった29日(水)、エイドリアン・スーティルの手により待望の『Bスペック車』をデビューさせた。

 トルコGPでの投入が見送られていたスパイカーのBスペックマシン。28日から開催されているモンツァテスト、2日目の29日にBスペックマシンが登場した。肝心のタイムも、最下位ながらスーパーアグリの佐藤琢磨から0.3秒落ちであり、Bスペックのポテンシャルにはある程度期待できそうだ。

 スパイカーと言えばオーナーでもあるオランダの高級自動車メーカースパイカーが売却を希望しているなどの憶測が流れているが、今回のBスペックの登場により少なからず影響があるだろう。ポイント獲得を果たす様なことがあれば、売却という話自体無くなる可能性も無くはないだろう(そんな単純な話ではないことはわかっているが)。

 今年、スパイカーのマシンである程度のパフォーマンスを見せているスーティルと、昨年のマシンとはいえスーパーアグリを後半駆っていた左近。この二人のドライバーで悲願のポイント獲得を果たしてもらいたいものだ。

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