なぜ、フェラーリは重要なメールを見逃してしまったのか
フェラーリだけが「タイヤ指示」知らなかった!?
今回の日本GPは悪天候のため、1周目からセーフティカーによる先導になることと、タイヤついてはすべてエクストリーム・ウェザー・タイヤを装着するようスタート前に通知された。しかしこれが通常の紙によるものではなく、電子メールのみによって行われたという。
唖然とするような発表だ。事前にレースはエクストリームウェザータイヤを指定されており、テレビ中継でさえそのことに触れていたのにもかかわらず、フェラーリチームはそのことを知らずスタンダードウェットでレースをスタート。セーフティーカー先導でのレース序盤に続けざまにマッサとライコネンがピットイン、エクストリームウェザータイヤに変更した一件。その理由が、フェラーリチームが電子メールでこの通知が為されたことを知らなかったと言うから驚きだ。電子メールがフェラーリに届いていなかったというわけではないのだが、どちらにしてもその通知が電子メールのみで為されている事実は驚きだと言わざるを獲ないだろう。
我々が通常使用している電子メールは常に確実に届くとは限らない。また、場合によってはその到着にかなりの時間を要する。それだけに、決勝レース前の時間的猶予がない状況で、タイヤの指定について電子メールのみで通知すると言うことはいささか信じられなかった。ただ、だからといってフェラーリチームはその電子メールを確実にチェックする義務がある。その義務を怠り、無駄にピットインをせざるを獲なかったのなら、もはやフェラーリはチャンピオン争いをする権利を放棄したとも言えるだろう。
結果として、ハミルトンが優勝しライコネンは3位にとどまった。ポイント差は17点に広がり、もはやライコネンの逆転チャンピオンは不可能だと言えるだろう。今回の件がなければ、少なくともライコネンは3位より上位でレースを終えることができたのではなかろうか。フェラーリチームはなぜこのようなミスを起こしてしまったのか、猛省すべきだろう。そして、もしその通知方法に問題があると思うのならば、出るべき所に出る必要があるだろう。
[2007.10.1 15:00追記]
遅れて来た電子メールにフェラーリの不満が爆発
ジャン・トッドとルカ・バルディセッリは、すべてのチームに送られたその電子メールは、レースが始まった後に受け取ったものであり、メールが来るまでそういうルールがあるとフェラーリは気付かなかったと主張している。事実、トッドはそのようなルールを知ってショックを受けている。
トッドのような監督が、なぜメールで届けられることについて知らなかったのかが不思議でならない。他チームが全て対応できているだけに、やはりフェラーリチーム側の問題が強そうだ。
しかし、インターネットにプロとして関わる人間として言わせていただきたいが、電子メールでそのような決定を通知するのはいくら何でも危険だ。せめて専用のネットワークなどで構築される通知の仕組みが必要だろう。その為にも、フェラーリは今回の件についてただ異を唱えるだけではなく、建設的な意見をすべきだろう。
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