2007/10/1 月曜日

なぜ、フェラーリは重要なメールを見逃してしまったのか

Filed under: news — admin @ 14:38:02

フェラーリだけが「タイヤ指示」知らなかった!?
今回の日本GPは悪天候のため、1周目からセーフティカーによる先導になることと、タイヤついてはすべてエクストリーム・ウェザー・タイヤを装着するようスタート前に通知された。しかしこれが通常の紙によるものではなく、電子メールのみによって行われたという。

 唖然とするような発表だ。事前にレースはエクストリームウェザータイヤを指定されており、テレビ中継でさえそのことに触れていたのにもかかわらず、フェラーリチームはそのことを知らずスタンダードウェットでレースをスタート。セーフティーカー先導でのレース序盤に続けざまにマッサとライコネンがピットイン、エクストリームウェザータイヤに変更した一件。その理由が、フェラーリチームが電子メールでこの通知が為されたことを知らなかったと言うから驚きだ。電子メールがフェラーリに届いていなかったというわけではないのだが、どちらにしてもその通知が電子メールのみで為されている事実は驚きだと言わざるを獲ないだろう。

 我々が通常使用している電子メールは常に確実に届くとは限らない。また、場合によってはその到着にかなりの時間を要する。それだけに、決勝レース前の時間的猶予がない状況で、タイヤの指定について電子メールのみで通知すると言うことはいささか信じられなかった。ただ、だからといってフェラーリチームはその電子メールを確実にチェックする義務がある。その義務を怠り、無駄にピットインをせざるを獲なかったのなら、もはやフェラーリはチャンピオン争いをする権利を放棄したとも言えるだろう。

 結果として、ハミルトンが優勝しライコネンは3位にとどまった。ポイント差は17点に広がり、もはやライコネンの逆転チャンピオンは不可能だと言えるだろう。今回の件がなければ、少なくともライコネンは3位より上位でレースを終えることができたのではなかろうか。フェラーリチームはなぜこのようなミスを起こしてしまったのか、猛省すべきだろう。そして、もしその通知方法に問題があると思うのならば、出るべき所に出る必要があるだろう。

[2007.10.1 15:00追記]

遅れて来た電子メールにフェラーリの不満が爆発
ジャン・トッドとルカ・バルディセッリは、すべてのチームに送られたその電子メールは、レースが始まった後に受け取ったものであり、メールが来るまでそういうルールがあるとフェラーリは気付かなかったと主張している。事実、トッドはそのようなルールを知ってショックを受けている。

 トッドのような監督が、なぜメールで届けられることについて知らなかったのかが不思議でならない。他チームが全て対応できているだけに、やはりフェラーリチーム側の問題が強そうだ。

 しかし、インターネットにプロとして関わる人間として言わせていただきたいが、電子メールでそのような決定を通知するのはいくら何でも危険だ。せめて専用のネットワークなどで構築される通知の仕組みが必要だろう。その為にも、フェラーリは今回の件についてただ異を唱えるだけではなく、建設的な意見をすべきだろう。

2007/9/29 土曜日

土曜のセッションは5分程度で中止に

Filed under: news — admin @ 12:03:54

日本GP2日目は雨……
鈴鹿サーキットから富士スピードウェイへとその舞台を移した2007年のF1日本GPだが、残念ながら2日目は雨模様ということになった。

フリー走行3回目はセッションディレー&打ち切り
危惧された通り、雨に加えて霧も出た富士スピードウェイは、2度に渡って開始時間を遅らせ、結局フリー走行3回目のセッションを予定の1時間から半分の30分に削減して始められた。

Final practice - just three drivers set a time
The weather caused havoc at Fuji Speedway on Saturday morning, when the expected rain arrived early and low cloud prevented the medical helicopter from taking off in time to sanction the final practice session.

 富士スピードウェイで開催されているF1日本グランプリ2日目、土曜日午前は1時間のフリー走行が予定されていたが、サーキットに霧が立ちこめメディカルヘリコプターが離陸できないため、セッションは遅れてスタート。各マシンが走行を開始する中、再び深い霧がサーキットを覆いこみ結局セッションは5分程度で再び中断。その後も再開のタイミングをはかっていたが、結局セッション終了を待たずにセッションの中止が決定した。

 通常ならば午後2時から予選が行われるはずだが、初開催でウェットコンディションであり何らかの措置が執られる可能性もあるだろう。

2007/9/26 水曜日

小林可夢偉、トヨタのテストドライバーへ

Filed under: news — admin @ 14:44:12

小林可夢偉、来季トヨタのTドライバーか
これは25日(火)都内で行われたトヨタ・チームの会見で、山科忠代表が示唆したもの。
まだレースドライバーが確定していないため正式なアナウンスはないものの、近く正式発表されるかも知れない。

 小林可夢偉の来期テストドライバーの話題についてだが、昨日行われたトヨタチームの会見で、山科代表が小林可夢偉の名前を口にしたとのことだ。レギュラードライバーが発表されていないとはいえ、ほぼ決定したと考えてよいだろう。

 昨年に続き、ユーロF3に参戦する小林可夢偉は現時点でポイントランキング5位であり、今期は1度の優勝を含む4回表彰台に上っている。既にチャンピオン争いからは脱落しているが、ポイントランキング3位は十分狙うことができる。

 今期は残る2戦。GP2に参戦する中嶋一貴と同じく、富士での日本GPに立ち会うことはできないが、なんとしてもランキング3位を勝ち取り、来期からのGP2参戦と共にトヨタでのテストドライバーで活躍してもらいたいものだ。

2007/9/18 火曜日

インドで2010年からF1開催

Filed under: news — admin @ 7:11:51

インドGP、2010年から開催へ
かねてインドでのF1開催を模策してきたIOA(インドオリンピック委員会)は、2010年から新たにニューデリーでインドGPを開催することでFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏とほぼ合意したことを明らかにした。

 ここまで紆余曲折を経ていたインドでのF1開催がついに決定した。当初予定していた2009年からは1年遅れの2010年からとなったが、それでもインドにとってもF1にとっても大きな価値を持つ決定だろう。

 これまで開催はほぼ確実だったが、IOAが詳細な計画をFOM側に提出せず暗礁に乗り上げていたインドGP。大きく進展したのは、スパイカーを買収したインド人実業家ヴィジャイ・マルヤ氏の存在が大きかっただろう(e.インド初のF1チーム誕生へ)。直後に、F1開催サーキットを数多く手がけていることで有名なヘルマン・ティルケ氏がインドを視察。開催は確実視されていたところだった。

 また、先日F1ベルギーGPに併設されて開催されたGP2ラウンド10の第2レースでは、インド人ドライバーのカルム・チャンドック(Karun Chandhok)が初優勝を決め、インドでのF1開催に向けまたインド系チーム誕生へアピールする形となった。
 

2007/9/14 金曜日

マクラーレン2007年のコンストラクターズポイント剥奪!

Filed under: news — admin @ 10:58:12

マクラーレン、今シーズンのポイント剥奪と罰金
処分内容は2007年シーズンの全コンストラクターズ・ポイントの剥奪と、罰金1億ドル(約115億円)。
今シーズン残り4戦についてもポイント獲得は無効となる。

 極めて厳しい結果になってしまったと言わざるを得ない。マクラーレンのスタッフが関わったといわれているフェラーリチームのデータ流出事件について、FIA世界モータースポーツ評議会は2007年のコンストラクターズポイントの剥奪と、1億ドルの罰金を科した。

 当初、噂されていたドライバーズポイントの剥奪や、2008年度のコンストラクターズポイントの剥奪にまでは至らなかったが、やはり相当な厳罰と言わざるを得ないだろう。ドライバーズは依然有利な状況で進むとはいえ、チームのモチベーションを保つのはかなりの労力が必要となるだろう。また、本日から開幕するベルギーグランプリでも影響が全くないとは言えず、この結果によってドライバーズへの影響が懸念される。

 今回の裁定については、本日FIAから発表される予定であり、その内容次第ではマクラーレンが控訴する可能性もあり依然予断を許さない状況であると言えるだろう。そして、当のマクラーレンは次のようにコメントしている。

今日の聴聞会の結果下されたペナルティについて、われわれがこれに値するとは到底認めることができないものだ。
[マクラーレン、「われわれは無実」]

FIAの所見次第とはいえ、マクラーレンは確実に控訴してくるだろう。問題は、今回のことによりチームやドライバーにどの程度の影響が出るかだ。困難な状況ではあるが、なんとしてもこのベルギーグランプリを乗り切ってもらいたいものだ。

2007/9/7 金曜日

2007年F1日本グランプリ、タイムスケジュール発表

Filed under: news — admin @ 12:18:54

2007年日本GP詳細タイムスケジュール
6日(木)、2007年のF1日本GPの開催地となる富士スピードウェイが、グランプリウィークの詳細なタイムスケジュールを発表した。

 鈴鹿から富士へと舞台を移した2007年F1日本グランプリのタイムスケジュールが発表となった。これまでと大きく変わることはないスケジュールの模様だ。尚、サポートレースはネッツカップ・ヴィッツレーとポルシェ・カレラカップ・ジャパン
が開催される。

 開催が間近となり、富士スピードウェイでは仮設スタンドの建設が進んでいる。御殿場市内は大きな変化は見られていないが、初のチケットオンライドでの開催であり当日の大きな混乱がないことを祈るばかりだ。

2007/9/5 水曜日

ルノーは再びチャンピオン争いに復活できるか

Filed under: news — admin @ 8:16:58

ルノーF1、タイトル奪還に向け社長交代
4日(火)ルノー・チームはF1チームの責任者であるアラン・ダサス/ルノー・スポール社長が辞任、新たにベルナール・レイ氏が社長に就くことを発表した。

 昨年まで2年連続でチャンピオンを獲得しながら、今季チャンピオン争いに全く関わることができなかったルノーチーム。そのことが原因かは不明だが、F1チームの責任者がアラン・ダサス氏から、ルノー本社の副社長であるベルナール・レイ氏に交代することになった。

 ルノーと言えばアロンソのマクラーレン移籍を受け、今季はベテランのフィジケラと新人のコヴァライネンというラインナップで挑んだが、現在コンストラクターズランキング4位。4位とはいえ、トップ争いを演じているマクラーレンとフェラーリはもちろんのこと、ランキング3位のBMWにもダブルスコアの差をつけられてしまっている。昨年までのチャンピオンチームがここまで不振を極めるとは誰も思ってはいなかっただろう。

 ルノーの来期のラインナップは未だ発表されていないが、今回の責任者交代によって少なからず影響があるといえるだろう。

2007/9/4 火曜日

厳密な中立性を保つには必要な措置だろう

Filed under: news — admin @ 13:49:06

国際控訴審メンバーからスペイン人委員除外
フェラーリ・チームに端を発した機密情報流用問題のFIA国際控訴審は9月13日に行われることになっているが、これに先立ちスペイン人の委員が外されたことが明らかとなった。

 フェラーリとマクラーレンの間で問題となっている機密情報流用問題について、FIA国際控訴審目前にして委員からスペイン人の委員が外されたとのこと。

 このような委員は当然ながら自身の国籍には関係なく中立的な判断を下すことができる人物が就いていると思われるが、より公正を期すためにマクラーレンチームに属するアロンソの国籍であるスペインの委員を除外する措置が執られたようだ。また、今回の控訴審に当たって当事者のチームに関わる国の委員は入っていないとのことだ。

 正直、FIAがそのようなアナログな考えを持っているとは思っていなかったが、内容が内容だけに万全を期すためにもこのような措置が執られたのだろう。問題の控訴審は9月13日、イタリアグランプリ後に行われる。

2007/9/2 日曜日

スパイカーF1売却決定か?

Filed under: news — admin @ 9:38:34

スパイカーF1、ミッシェル・モル氏らの手に
前スパイカーF1のマネージング・ディレクターで、かねてチーム買収の意欲をみせていたミッシェル・モル氏(38歳:オランダ)が出したオファーに対し、スパイカー・カーズNVの経営委員会がこれを受諾する結論を出したと英『オートスポーツ』誌らが報じている。

 8月に入り一気に高まっていたスパイカー売却の話題だが、AUTOSPORTS誌が8月半ばにチームから離脱した元マネージメント・ディレクターのミッシェル・モル氏とヴィジャイ・マルヤ氏に売却を決定したと報じた。

 マルヤ氏はインドで多くの企業を保有する『ユナイテッド・ブリュワリーズ・グループ』の代表を務めており、スパイカーカーズに比べれば比にならないほどの規模の企業だ。チーム体制などの変更は現時点では未定だが、インドでのF1開催の気運が高まる中、初のインド系F1チームの誕生となりそうだ。

 今季の体制については変更無いと思われるが、来期については大幅な体制変更もあり得るだろう。チームスタッフなどはそのまま継続の可能性が高いが、ドライバーラインナップについては今季ウィリアムズでテストドライバーを務めるナレイン・カーティケヤンの起用の可能性が考えられるだろう。

2007/8/31 金曜日

ブリヂストン、単独サプライヤーの責任は予想より重い

Filed under: news — admin @ 13:27:03

ブリヂストン、タイヤ事故ハミルトンに謝罪
当該タイヤはレース後日本のファクトリーに持ち帰って原因究明が行われていたが、同氏によればこれは『チャンキング』と呼ばれるタイヤゴムの剥離する現象によるもので、石かあるいは縁石のエッジ等による衝撃がきっかけになったと推察されているという。

 ロン・デニスが一方的にタイヤに原因があると決めつけていたこともありブリヂストンからの報告が待たれていた、トルコGPでのハミルトンのタイヤトラブルについて、ブリヂストンのキース・ファン・デ・グリント氏/オペレーション・マネージャーがハミルトンに謝罪したとのこと。

 チャンキングとは耳慣れない言葉だったが、昨年までのミシュランタイヤでよく見られた現象であり、これまでブリヂストンタイヤでは見られなかった現象でもありブリヂストンとしても謝罪せざるを得なかったのだろう。

 今季からタイヤの単独サプライヤーとなったブリヂストンだが、戦う相手がいない状況でのタイヤ供給はモチベーションの問題からも難しいことなのだろう。また、FIAからの要求もあり速さの為の積極的な開発もできない状況だ。しかし、当然のことながら何か問題が起きれば、レース自体の開催が危ぶまれるだけに責任は重大である。ブリヂストンが一企業としてどのようにF1に関わっていくべきかを考えると、企業としての姿勢には極めて困難な課題がある気がしてならない。今回の問題から、そこまで話を飛躍させる必要はないのだが、どうしても単独サプライヤー特有の問題について考えざるを得ない。是非ともブリヂストンにはその辺りの問題もクリアし、世界最速のF1にふさわしいタイヤを供給し続けてもらいたいものだ。

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