2008/7/16 水曜日

M’s Eyes ~大荒れのイギリスGPで感じた現在のレインマスターって誰?~ 【FORMULA 1 GROSSER PREIS SANTANDER VON DEUTSCHLAND 2008】

Filed under: M's Eye — admin @ 16:40:26

 今年のイギリスGPはイギリスらしい天気を通り越した大荒れな天候の中、レースが進んでいきましたね。コバライネン、ウェバーという珍しいフロントローからの発進で何か波乱が起こるのかなぁと予感させるレースでしたが、案の定、雨が強く降った所で、各チームの混乱が起こり、その中でもマクラーレンのハミルトンが冷静にレース状況を読みながら、結局、2位に1分近く差をつけて優勝しましたね。雨のレースは、本来のドライバーの力量が出やすいと言われています。

 今回の結果は2位ハイドフェルド、3位バリチェロ、4位ライコネンとそれぞれチーム戦略やタイヤ選択、コースでのトラブルなどいろいろありながらレースを終えていましたね。ここで、レースを見てて気になったことが。「最近のレインマスターって誰だろう?」という疑問。80年代から90年初頭までは、言わずと知れた、今は亡きアイルトン・セナがレインマスターと言わしめてた頃でした。その後、ジャン・アレジや、今回3位に入ったルーベンス・バリチェロ、今も現役のジャンカルロ・フィジケラ、90年代後半から2000年中ごろまでは、最近引退したミハエル・シューマッハがその名を欲しいままにしていました。では、昨今のレインマスターとなるとどうでしょうか?個人的には、非力なマシンで上位を食らうことが出来るドライバーをさすのではないかと考えています。今まであげたドライバーは、当時非力なマシンで、レース上位や優勝を飾ったことがある経験の持ち主が多いかと思います。そう考えると、今回のハミルトンの優勝は、いいマシンを操り、ミスをせずに上手に走っただけのことにしか感じていません。いいマシンで雨の中を走ったドライバーなら、ミスさえしなかったら、おのずといい結果はついてくるはず。だから、現代のレインマスターって考えるとまだいない感じがしますね。しいて言えば、今回3位に入賞したバリチェロがそれにあたるかもしれません。そう考えると、雨のレースでは、ドライバーの力量を見るためには本当によくわかります。もし、ハミルトンが、下位チームのマシンに乗ってかなり上位の結果を出せたら、それは現代のレインマスターとしての称号を与えてもいいのかなぁと思います。例えば、96年からF1にやってきたJ・ヴィルヌーブなど、最初の頃は、ウィリアムズのマシンに乗っていい結果を出していましたが、マシンの戦闘力が落ち、また、チームを移籍したら散々な結果になっていたことを考えると、もう数戦ハミルトンの雨のレースにおけるレース対応を見るべきなのかもしれませんね。ただ、ハミルトンが力量がないということを言っているのではなく、ここでは、「現代のレインマスター」になりうるかどうかの話になると、そのような見方をせざるを得ないのかもしれませんね。「雨のハミルトン」と言わせるドライバーになってしまうとひょっとしたら、ミハエル・シューマッハのように手のつけられないドライバーの成長するかもしれませんね。

 ということで、次回のドイツGPですが、久々のホッケンハイムです。昔はフランス・イギリスと続く高速3連戦の最後のサーキットと言われていましたが、ここ最近に大きくコースレイアウトを変え、高速度は多少減少したものの、チャレンジングなサーキットと変貌しています。ここでは、今回のGPでポイントがハミルトン・マッサ・ライコネンと3人並んで、そのあと、2ポイント差でクピカが続いている混戦の続いたドライバーズタイトルですが、この4人が中心となってレース展開がされていくことでしょうね。特にベンツとBMWは地元なので、相当力が入っていることでしょうから久々楽しみなレースになることと思いますので、それまで待っていましょう。

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