全日本F3 オートポリスラウンド 第13戦決勝結果
午後に入り夏っぽい陽がさす暑い天候となったオートポリスサーキット。史上初の1日2連戦、2つめの決勝レース第13戦が行われた。
ポールポジションは今朝の第12戦でポールポジションからスタートしたものの、スタートで失敗し2位表彰台となったTOM´Sの大嶋、2番手は昨日から連続表彰台に上がっているTOM´SのO.ジャービス、3番手TOM´Sの石浦、4番手はHonda Realの塚越というグリッド。3列目には、5番手Honda Realの伊沢、6番手広島トヨタ・ダラーラの関口が並ぶ。以下、7番手DENSO・ルボーセの嵯峨、8番手Honda・戸田FIGHTEXの中山、9番手ThreeBondの番場、10番手ThreeBondの安田、11番手Mainte・ShiOnFmuの石川、そして最後尾は予選ノータイムとなったINGINGのストレイトというスターティンググリッドだ。

全日本F3選手権 第13戦 スターティンググリッド
ダミーグリッドから12台のマシンがフォーメーションラップに向かう、スターティンググリッドにマシンが並び、レッドシグナルが消えスタート。ポールの大嶋はミス無くスタートを決めトップで1コーナーになだれ込む。それにチームメイトのジャービスが続くが、3番手からスタートしたもう一人のチームメイト石浦は、5番手の伊沢にかわされ4番手にポジションを落としてしまった。

好スタートの大嶋、ジャービスはホイールスピンしながらタイヤスモークを上げる
レースは大嶋がジャービスに対し着実にリードを築き、2周目に1.636秒、3周目に1.9秒、5周目には2.9秒差、6周目にはなんと3.4秒差までリードが広がる。一方、3番手の伊沢は徐々にトップ争いの2台から離され、4周目の時点で既に3秒近く離される。その伊沢を先頭として、石浦、塚越が集団となるが、誰も決定的なきっかけはつかめない。
また、その集団の後ろ6番手の嵯峨を先頭に、関口、そして最後尾から追い上げてきたストレイトが追い上げ集団となる。嵯峨を伺う関口も決定的なチャンスをつかむに至らないが、11周目に嵯峨がコースアウト、関口、ストレイト、中山の3台に交わされてしまう。その後、関口とストレイトはチェッカーまでバトルを繰り広げることになる。
一方、トップの大嶋だが徐々にジャービスが迫ってくるが、築いたリードは絶対的で大嶋を攻略するには至らない。しかし、そんな大嶋に予想外の障害が立ちはだかる。20周という周回数もあり、大嶋が最後尾のマシンに追いついてしまったのだ。大嶋が若干てこずったのに対し、ジャービスは難なくクリア。両者の差は2.070秒から1.617秒まで詰め寄られてしまう。しかし、大嶋は冷静にリズムを取り戻し、結局先頭を譲ることなくチェッカーを受けた。

トップチェッカーを受ける大嶋
大嶋にとっては待ち望んでいた優勝、マシンを降りた大嶋は喜びを隠すことなく表現。チームスタッフと次々と喜びを分かち合った。2位はチームメイトのジャービス、オートポリスラウンドで全て表彰台に上がったことになる。3位はHonda Realの伊沢、2戦連続の4位だったが第13戦で久しぶりの表彰台を獲得した。
以下、4位TOM’Sの石浦、5位広島トヨタ・ダラーラの関口、6位INGINGのストレイト、7位Honda・戸田FIGHTEXの中山、8位DENSO・ルボーセの嵯峨、9位ThreeBondの番場、10位ThreeBondの安田、11位Mainte・ShiOnFmuの石川、途中まで5番手を走行していたHonda Realの塚越は16周目リタイヤという結果となった。

第13戦 表彰台
レース後の記者会見は特別に一般の観客の前で行われた。興奮冷めやらぬ中、優勝した大嶋は「スタートを2戦連続で失敗していただけに、このレースは絶対に勝ちたいと思っていた。優勝はすごくうれしい。次の富士は勝ってストレイトとのポイント差を詰めたい」と語った。また、2位のジャービスは「スタートで大嶋の前に出たかったが、ホイールスピンさせてしまいスタートは失敗だった。一生懸命プッシュしたけど、前半でギャップを築かれてしまい、後半は追ったけど抜くことは難しかっただろう」と語った。そして、久しぶりに表彰台に上った3位の伊沢は「今年ダラーラにスイッチして、(悪天候の為)テストができなかったこともありデータが少なかったが、少しずつチームとマシンを仕上げてきて、最後のレースで一番マシン的によかった。スタートが決まり、3番手にあがれてまずまずだったと思います」と語った。
また、一般の観客の中からも質問を募り、「新しいエンジンと古いエンジンとの違いは?」や「レース前に集中する方法は?」等の質問に表彰台に上がったドライバーたちが回答。オートポリスラウンドはそう言った面でも特別なラウンドだったといえるだろう。

第13戦 記者会見は、一般の観客にも公開
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第13戦は、予想通り大嶋選手が見事に優勝をさらっていきましたね。本来なら、もう1つ勝っていてもおかしくなかったのですが、いいレース展開で締めくくれたので次回のレースに向けて弾みがついたことでしょうね。それにしても、3戦開催されて、見事に3戦とも表彰台に上ったジャービス。安定したレース運びで、年間チャンピオンに向けていい結果が取れたこともあり、今後のチャンピオン争いに1歩リードした感が感じられました。また、最後の記者会見のスタイルは、レースを観戦したお客さんにとっても、ドライバーにとっても、大変貴重な経験になったことでしょうし、この暑かったレースを主催した方々にとっても、これからの日本のフォーミュラカテゴリーのアピールをもっと強く行っていって欲しいと切に願いたいですね。それにしても、2戦生で観戦できなかったのは残念でした。
コメント by M — 2007-08-07 @ 8:35