2007-07-22

2007 F1 Europe Grand Prix Qualifying Result

Filed under: Formula 1 — admin @ 16:34

 午前のプラクティスに比べれば雲が多い天候の中、各温度は午前に比べれば上昇し、気温22℃、路面温度35℃、湿度42%。そんなコンディションの中ヨーロッパGPの予選がスタートした。

 予選Q1は開始直後から多くのマシンがコースイン、それぞれアタックに入った。ソフトタイヤでアタックを敢行する中段グループ以降のチームに対して、上位陣はハードタイヤでのアタックを選択、Q1通過タイムをマークした。一方、中段以降は混戦だ。ラスト1分から次々とアタックに入るマシン、スーパーアグリのA.デビッドソンが13番手のタイムをマークすると、ウィリアムズのN.ロズベルグが7番手、ルノーのG.フィジケラが9番手、同じくルノーのH.コヴァライネンが10番手が入り、その後もトヨタのJ.トゥルーリが10番手、ホンダのR.バリチェロが13番手、トヨタのR.シューマッハが11番手に入った。結果として、16番手のA.デビッドソンまでがQ2進出を果たした。
 Q1で脱落したのは、ホンダのJ.バトン、トロロッソのS.スピード、同じくトロロッソのV.リウッツィ、レッドブルのD.クルサード、スパイカーのA.スーティル、同じくスパイカーのM.ヴィンケルホックとなった。

 引き続き行われた予選Q2、こちらはQ1とは逆に序盤はどのチームも動きは無く、最初のマシンがコースインしたのはセッション開始10分後だった。トヨタ勢が動くと一斉に他チームもコースイン開始、トヨタのJ.トゥルーリが1′31.859のタイム、続けてチームメイトのR.シューマッハが1′31.843でJ.トゥルーリを上回ると、ルノーのH.コヴァライネンがさらに上回るタイム1′31.788でトップに立った。しかし、フェラーリのK.ライコネンが1′31.237のタイムをマークし大きく上回ると、これをチームメイトのマッサが1′30.912で更新。一方のマクラーレン勢は、フェラーリに遅れてコースインしL.ハミルトンは2番手のタイムをマークする。そして、チームメイトのF.アロンソも30sec台に入る、1′30.983で2番手のタイムをマークし、上位陣のタイムアタックは終了となった。
 ここからはノックアウトゾーン付近のマシンのタイムアタックが激しさを増す。タイムが近いこともあり、なんと5番手のタイムをマークしているBMWのN.ハイドフェルドまでが、再度アタックに向かった。各車Q3進出を目指してアタックを行うが、ここでタイム更新できたのはルノーのH.コヴァライネン、レッドブルのM.ウェバーの2台のみ。一方、この2台のタイムアップにより順位を落としてしまったウィリアムズのN.ロズベルグが最後にアタックを敢行するも、11番手のタイムで予選Q3進出は叶わなかった。
 Q2で脱落したのは、ウィリアムズのN.ロズベルグ、チームメイトのA.ヴルツ、ルノーのG.フィジケラ、ホンダのR.バリチェロ、スーパーアグリのA.デビッドソンと佐藤琢磨の6台となった。

 そして迎えた予選Q3、いつものように開始数分前からピットレーン出口にマシンが並んだ。最初にピットレーンに並んだのはフェラーリのマッサ、続けてハミルトン、ライコネン、レッドブルのウェバー、トヨタのシューマッハという順番。グリーンシグナルと共に各車一斉にコースイン、ハミルトンがマッサにぴったりとつけながら周回を重ねる中、チームメイトのアロンソは一人他のマシーンからは離れたタイミングでコースインした。残り時間が8分を切ったところで各車ピットに向かい、アタック用のタイヤを装着後コースに戻る。ここでもアロンソは間隔を開けてピットイン、アタックへと向かった。そして、残り時間が6分を切り各車がアタックに入ったところで衝撃的な映像が飛び込んできた。
 アタックを行っていたハミルトンが高速コーナーでコースを飛び出し、そのままタイヤバリアに突っ込んでしまう。セッションは赤旗中断となり、ハミルトンをマシンから救出する作業が行われた。幸いにもハミルトンは自力でマシンを降りるが、脳しんとうを起こしているのかその場で倒れ込んでしまう。医療チームがすぐに駆けつけ治療を施す。脳神経系に問題があることも想定し、ハミルトンをタンカに固定した上で救急車に乗せた。クラッシュ直前、ハミルトンのマシンの右フロントタイヤの内側辺りから細く煙が流れた後に、付近のパーツが破壊。その影響でハブ、タイヤ、ホイールなどが破損し、ステアリングを切ることができないまま、タイヤバリアに突っ込んでしまったようだ。
 ハミルトンの事故があり、セッションは残り5分13秒を残したまま35分間中断。ハミルトンがクラッシュした箇所のタイヤバリアの修復を行った後に、セッションは再開された。インスタレーションラップのみでピットに戻りニュータイヤに交換、9台が一斉にワンアタックに向かった。全ドライバーが同時にアタックをかける中、マッサが1′31.778でトップに立つと、ライコネンは1′31.450でタイムを塗り替える、そして最後のアタックとなったマクラーレンのアロンソだが、セクター2でミスをしたこともあり1′31.741でライコネンには及ばなかった。
 ポールポジションを獲得したのはフェラーリのライコネン、2番手にはアロンソが入り、3番手マッサとなった。以下、4番手ハイドフェルド、5番手クビサ、6番手ウェバー、7番手コヴァライネン、8番手トゥルーリ、9番手シューマッハとなった。

 今期二度目のポールポジションを獲得したライコネン、「今僕はもっとも可能性のあるグリッドにいるけど、かなり厳しいレースになるのはよくわかっている。週末ずっとマシンはとても好調だけど、ライバル達はまだとても強力だ」と気を引き締め直すコメントをしている。また、決勝レースをフロントローからスタートさせることになったアロンソは、「予選での最後のアタック中にターン5で大変な瞬間があったけど、スピンしないで切り抜けられたのは本当にラッキーだったね。だけど、そのせいで僕はコンマ5秒以上はロスしてしまったから、フロントローに並べたのは嬉しいね」と語っており、そう考えればポールタイムはライコネンと拮抗することも考えられ、アロンソとライコネンは同様の作戦で決勝レースに挑むことが予想される。スタートはもちろんの事ながら、最初のピットインのタイミングが極めて重要であることは間違いないだろう。マシンの差を考えると、アロンソの方が軽めの燃料でアタックしていると思われるが、、、。

 尚、容態が心配されたハミルトンだが、サーキットのメディカルセンターで診断を受けた後、コブレンツ・バンデスベール病院で精密検査を受け異常は発見されず退院できたとのことだ。しかし、決勝レースへの参加はこの時点では確定せず、決勝日にFIAの判断で決定されるとのことだ。また、クラッシュの原因は、最後のピットインの際にホイールガンのトラブルにより、タイヤが正常に装備されていなかった、とチーム代表のロン・デニスから発表された。また、決勝日の午前にハミルトンの決勝レース出走が正式に発表された。

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Pos No Driver Team Q1 Q2 Q3
1 6 Kimi Räikkönen Ferrari 1:31.522 1:31.237 1:31.450
2 1 Fernando Alonso McLaren-Mercedes 1:31.074 1:30.983 1:31.741
3 5 Felipe Massa Ferrari 1:31.447 1:30.912 1:31.778
4 9 Nick Heidfeld BMW 1:31.889 1:31.652 1:31.840
5 10 Robert Kubica BMW 1:31.961 1:31.444 1:32.123
6 15 Mark Webber Red Bull-Renault 1:32.629 1:31.661 1:32.476
7 4 Heikki Kovalainen Renault 1:32.594 1:31.783 1:32.478
8 12 Jarno Trulli Toyota 1:32.381 1:31.859 1:32.501
9 11 Ralf Schumacher Toyota 1:32.446 1:31.843 1:32.570
10 2 Lewis Hamilton McLaren-Mercedes 1:31.587 1:31.185 1:33.833
11 16 Nico Rosberg Williams-Toyota 1:32.117 1:31.978
12 17 Alexander Wurz Williams-Toyota 1:32.173 1:31.996
13 3 Giancarlo Fisichella Renault 1:32.378 1:32.010
14 8 Rubens Barrichello Honda 1:32.674 1:32.221
15 23 Anthony Davidson Super Aguri-Honda 1:32.793 1:32.451
16 22 Takuma Sato Super Aguri-Honda 1:32.678 1:32.838
17 7 Jenson Button Honda 1:32.983
18 19 Scott Speed STR-Ferrari 1:33.038
19 18 Vitantonio Liuzzi STR-Ferrari 1:33.148
20 14 David Coulthard Red Bull-Renault 1:33.151
21 20 Adrian Sutil Spyker-Ferrari 1:34.500
22 21 Markus Winkelhock Spyker-Ferrari 1:35.940
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Qualifying - selected driver quotes
Hamilton safe after high-speed qualifying shunt
ポールポジションはライコネンの手に
予選『Q2』はマッサがトップタイムで通過
予選『Q1』スーパー・アグリ揃ってクリア

コメント (1)

  1. ヨーロッパGP土曜フリー走行&予選…

    ネタバレありなんで、続きから読んでってください。また右にあるアンケートにも答えてくれたら嬉しいなぁ。

    (more…)

    トラックバック by Escape Zone — 2007-07-22 @ 17:18

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